世界76位の日比野菜緒(26=ブラス)が2年連続で2回戦に進んだ。同132位で大会推薦出場のアストラ・シャーマ(オーストラリア)に2-6、6-3、7-5の逆転勝ち。「試合が2カ月ぶり。震えてます。何とか気持ちで勝った」と、ほっとした表情を見せた。2回戦では、同23位のサカリ(ギリシャ)-同52位のムラデノビッチ(フランス)の勝者と対戦する。

セットを分け合った最終セット。ともにリードすると、緊張するメンタルバトル。勝てそうで勝ちきれないもつれた試合を、日比野が何とか制した。全豪前哨戦は右肩痛のために欠場。昨年10月上旬の全仏以来の試合を気持ちで乗り切った。

前日の8日、日本選手は男子5人、女子3人の8人がシングルスに出場した。しかし、大坂なおみ(23)以外、7人が全滅。大坂以外で、たった1人、残された日比野がこの日登場。何とか最後の関門を守り、2回戦への切符を手に入れた。

◆放送 WOWOWで全日生放送、同時配信される。