新潟アルビレックスBBの連敗脱出はならなかった。黒星はチームワースト更新の「8」に伸びた。競り合いを続けたが第4Q終盤に引き離された。敗れはしたものの、アグレッシブな守備でリズムをつかむ戦い方がチームの形になりつつある内容だった。

第4Q残り5分45秒、新潟はSFロスコ・アレン(27)の3点シュートで66-65とリード。だが、直後に66-67と逆転されると、守備の強度を上げ、得点を重ねる川崎ブレイブサンダースに引き離された。新潟はフリースローを外し、ターンオーバーを重ねるなど、詰めの甘さを露呈した。それでも前節宇都宮ブレックス戦(7日)に続いて、上位相手に終盤までもつれる展開。「どっちに転んでもおかしくない試合。勝ちにつなげられずに悔しい」という青木勇人監督代行(47)は「守備で崩れない状況はできてきた」と収穫を話した。新潟は次節(13、14日)、広島ドラゴンフライズと対戦する。