18年ピョンチャン・オリンピック(平昌五輪)銅メダルのロコ・ソラーレが、日本代表に王手をかけた。1次リーグを6戦全勝のトップ通過。プレーオフで同2位北海道銀行に9-4で勝利。14日の決勝に進出を決めた。
スキップ藤沢五月(29)は「負けないで、決勝に進めたのは自信を持っていきたい。前半はアイスを読むのに苦しんだが、しっかり我慢できた」と話した。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
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ロコ | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | × | 9 |
道銀 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 4 |
◆第1エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
ロコ・ソラーレのスキップ藤沢が、最後の石をドローショットでしっかりとハウスの中央へ。NO1として、1点を獲得した。
◆第2エンド(後攻は北海道銀行)
北海道銀行が、有利な後攻で2点をとった。吉村が複数得点のチャンスで迎えた最後の石で相手のNO1をはじき出し、投げた石もハウス内に残し逆転した。
◆第3エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
ロコ・ソラーレが大量3点。藤沢が苦しい場面で最後の石を迎えて、絶妙のタッチで投げて、相手の石を2個動かす。難しいショットを決めて、リードする。
◆第4エンド(後攻は北海道銀行)
再び藤沢がみせた。ロコ・ソラーレ藤沢が1投目で相手のNO1に対して、難しいフリーズショット(石と石をくっつける)を完璧に決める。北海道銀行は有利な後攻だったが、展開を作れず1点止まりとなる。
◆第5エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
両軍ともにリード、セカンドで精度を欠いて攻撃の布石を作れず。ハウス内の石がゼロ(ブランクエンド)となって、0-0。
◆ハーフタイム
もぐもぐタイムで、ロコ・ソラーレは車座になって果物を、北海道銀行も水分などを補給する。
◆第6エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
藤沢が最後の石でハウス中央にドローショットを狙うが、寄せきれず。北海道銀行が両軍合わせて初のスチール(不利な先行で得点)に成功。同点とした。
◆第7エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
ロコ・ソラーレのサード吉田知が1投目でダブルテークアウト!(石2個を同時にはじき出す)。相手スキップ吉村のミスを見逃さず、藤沢が相手のNO1をはじき出して2点を獲得。
◆第8エンド(後攻は北海道銀行)
ロコ・ソラーレがNO1、2、3をとった形で、吉村が最後の石を投げる。相手の石に当てて角度を変えて、ハウス中央のNO1を押しだそうとしたが、勢いが足りず。ロコ・ソラーレがスチールで1点を獲得。
◆第9エンド(後攻は北海道銀行)
藤沢が2投で相手の石を3個出した。吉村が最後の石でNO1を狙ってドローショットを繰り出した。しかし長くなって、ロコ・ソラーレがスチールで2点。北海道銀行がコンシード(相手の勝ちを認める)して試合は9―4で終了。
◆昨年優勝のロコ・ソラーレが連覇を達成すれば、日本が五輪枠を獲得した場合の代表に決まる。 ロコ・ソラーレ以外のチームが優勝した場合は、あらためて5月下旬から6月上旬に、日本代表決定戦を行う。