ラグビー元ニュージーランド(NZ)代表で15、19年W杯に出場した神戸製鋼WTBベン・スミス(34)が、トップリーグ(TL)デビューを果たす。18日、開幕NEC戦(20日、大阪・花園ラグビー場)のメンバーが発表され、右WTBで先発が決まった。

この日、神戸市内で行われた練習では存在感が際立った。実戦練習では相手のハイパントを半身でキャッチしながら相手をはじき飛ばし、そのまま前進。右サイドを攻めた攻撃では変幻自在に走るコースを変えながら、味方とのパス交換でトライにつなげた。

19年W杯日本大会の3位決定戦(ウェールズ戦)でも2トライを挙げるなど、代表通算84キャップ。経験豊富なスターは明るい表情で「エキサイティングな気持ち。やっと試合ができる。今週、神戸を代表することができて、うれしく思います。新たな歴史をつくりたい」と心境を明かした。

同じく元NZ代表SOクルーデンは太もも裏の違和感でメンバー外となったが、アウトサイドセンターのラファエレ・ティモシー(29)とFB山中亮平(32)の日本代表コンビにスミスが挟まれる豪華布陣だ。山中は「ベンもFBができるので、うまくコミュニケーションを取りながら、連係できている。楽しみです」と2日後の一戦に胸を躍らせ、スミスは自らのアピールポイントをこう言った。

「チャンスを物にするための、ワークレートがポイントになります。運動量の多さを心がけたいです」

多くの選手から手本とされる大物が、TLの舞台で真価を見せる。【松本航】