萩野公介(26=ブリヂストン)が、200メートル個人メドレーに出場した。

前半を54秒56のトップで折り返して、そのままリードを広げて1分57秒68でフィニッシュ。2位藤森太に3秒18の差をつけた。代表選考を兼ねた日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)を前に最後の実戦で、しっかりと五輪派遣標準記録1分57秒98をクリアした。

萩野は「(最初の)バタフライを丁寧に泳ごうと思った。今日は柔らかく泳げた。レースの中でいい泳ぎをすることができた」と手応えを口にした。

同種目は、100メートル背泳ぎを終えた後のこの日2レース目だった。なお萩野の自己ベストは1分55秒07。

今大会は4日の第1日に200メートル自由形、200メートル背泳ぎ、この日は100メートル背泳ぎ、200メートル個人メドレーの4種目に出場した。200メートル背泳ぎでは19年世界選手権銅メダル相当の1分55秒84で2位に入っていた。平井コーチは「(200メートル背泳ぎは)予想以上でした。私も4年ぶりにスッキリした。背泳ぎがいいとバタフライも自信を持っていける」とにっこり。萩野は「泳ぎ終わって『これで1分55秒台か』と思った。4泳法すべてで伸びしろがあるなと思う。新しい可能性が見えた大会だった」と口にしていた。