ジャンプ女子ラージヒルは、女子最年長34歳の茂野美咲(CHINTAI)が今季初優勝を決めた。昨年の同大会はコロナ禍で中止となったが、茂野は18、19年にも同種目を制しており貫禄の3連覇となった。

試合前に男子のレジェンド葛西紀明(48)とあいさつを交わし「お前も頑張れよ」のげきに発奮。「葛西さんの格好のいいジャンプを励みについていくぞ、という気持ちで飛びました」。1回目129メートルの最長不倒をマーク。2回目は110メートルと伸ばせなかったが、2位宮島に0・6点差で逃げ切った。

今季はシーズン序盤の大会延期などが影響し、メンタル面の維持が難しかったという。「苦しい戦いが続いたが、ここに来てやるべき技術を出せた。めちゃめちゃうれしい。W杯組に負けないジャンプをして、北京五輪出場に向けアピールしていきたい」と話していた。