ハンドボール元日本代表の宮崎大輔(39)が15日、日体大の卒業式に出席し、「去年お騒がせしたが、いろんな方の支えがあり、今日卒業を迎えられた。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。

同大中退だった宮崎は日本リーグの大崎電気などを経た後、東京オリンピック(五輪)出場へのアピールの場を求め、19年4月に3年生として母校に再入学していた。

昨年11月には知人女性への暴行容疑で逮捕されたが、その後不起訴処分となった。騒動の影響もあって進路先は決まっておらず、「目標はコートに戻ること。やれることからやっていきたい。今はマイナスだが、ゼロに戻せるように、周りの方々と話し合って進めていきたい」。今後は日体大の施設で練習を続けながら、トライアウトを受けるなどして来季の日本リーグ出場への道を模索していく。

昨年6月に右肩を手術した。まだ完調からはほど遠い状態で、全盛期は約60メートル投げられたボールを、今は20メートルほどしか投げられていないという。東京五輪については「目標であり、夢でもある。難しいかもしれないが、今でも出場したい気持ちは変わらない」と話した。