女子シングルスで世界ランキング4位の奥原希望(26=太陽ホールディングス)が、同11位チョチュウォン(タイ)をストレートで下して5年ぶり2度の優勝を遂げた。

男子ダブルスは世界ランク6位の遠藤大由、渡辺勇大組(日本ユニシス)が、同5位の園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)に2-1で競り勝って2連覇達成。同じく日本勢対決となった女子ダブルスは、同3位の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)が、連覇を狙った同1位の福島由紀、広田彩花組(丸杉Bluvic)をストレートで退け初制覇を飾った。

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コロナ禍とあって中国や台湾など多くの海外の強豪が不在だった中で、順当に決勝に進んだ奥原が実力をを誇示した。第1ゲームを20分足らずでものにすると、第2ゲームでは終盤に一気にたたみかけてストレートで快勝。昨年10月のデンマーク・オープン、12月の全日本総合選手権に続き、国内外で3大会連続優勝を果たした。

歴史ある全英オープンを制したのは16年以来。初制覇だったその年は、夏のリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した。2度目の栄冠を手にした今年の夏、東京でさらに輝く色のメダルを狙う。