小松原美里(28)、尊(たける、29=ともに倉敷FSC)の夫婦カップルが2年前のリベンジを誓った。

全日本王者として臨むのは3年連続3度目(昨年は中止)。初出場した19年世界選手権(埼玉)では、リズムダンスで21位。約1点届かずにフリーダンスに進めなかった。美里は「(昨年末の)全日本の後、この大会にくるまでに(米国の)コロラドスプリングズ、標高2000メートルくらいのところで練習をしていたんですけど、しんどいときに2年前の埼玉での気持ち、悔しかった思い、涙を思い出したときに『あれをもう1回感じてたまるか』と思いました」と決意を感じさせた。

全日本選手権後からは、リズムダンスを重点的に練習してきたという。美里は「ダイアゴナルステップを大幅に変えました。ユニゾンの点だったり、しっかりステップを取っていく、レベルを取っていくという面ですごく変わりました」、尊も「全日本から一緒によく頑張ったので、一番いい演技を見せたい」と手応えをのぞかせた。

今大会の結果で19枠の北京五輪代表枠が決まる。美里は「今回は19枠が五輪に出られるということで、ギリギリではなく、力を出して余裕で通りたいと思います」と固く誓った。