カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)が22日、今年のグローバル・コンバイン招待選手88人を発表した。

日本からは昨年も招待されたOL町野(富士通)ら12人が招待され、メキシコの24人に次ぐ。他はオーストラリア、ドイツ、フランスなど22カ国から招待されている。

CFLは19年から米国とカナダ以外からの選手が対象のグローバル選手枠を設け、各チーム出場選手1人、練習生2人の登録が可能となった。昨年からは出場選手2人、練習生は最大3人と全体で最大45人に増枠された。日本からは昨年9人が招待されたが、コロナ禍でコンバインもリーグ戦も中止となった。

今年は1日に都内で国内コンバインが開催され、17選手が参加していた。町野を含めて富士通からは5人が選ばれた。Xリーグ以外では19年に早大で甲子園ボウルに出場し、現在は米国でトレーニングを積むWRブレナンも選ばれた。

コンバインはすべてバーチャルで実施され、4月15日にグローバル・ドラフトが開催される。9チームが4巡指名し、合計36人が選ばれる予定。選出されると5月から各チームで3週間の練習に参加後、登録の合否が決まる。リーグは6月11日に開幕する。

CFLは12人制でNFLに次ぐプロリーグで、ここで活躍してNFLへと昇格した選手も多数いる。日本人初のNFL選手誕生への道筋となる。

◆日本人招待選手

OL町野(富士通)、RB小林(ノジマ相模原)、WRブレナン(早大)、木下(パナソニック)、松井(富士通)、近江(IBM)、DL斉川、高谷(ともに富士通)LB丸尾(アサヒ飲料)、山岸(富士通)、K佐藤(IBM)、山崎(オービック)