女子シングルス2回戦は、東北新人大会2冠の杉山薫(ふたば未来学園2年)がストレートで古根川美桜(四天王寺1年)を下し、順当に準々決勝に勝ち上がった。準優勝した26日の団体戦の単複を含めて計15戦に出場。同期の田部真唯(2年)とペアを組んだダブルス準々決勝は、団体戦準決勝で勝利した倉敷中央ペアに逆転負けして初黒星を喫したが、気持ちを切り替え、高校初タイトルを狙う。

18年全国中学シングルス優勝の杉山が高校女王まで残り3勝に迫った。本大会では誰よりも多く試合をこなし、シングルスでは団体戦を含めて7戦全勝。地元福島開催に、杉山は「場所がどこでもやることは変わりません。近くに福島の方々がいるので少しでもいい姿を見せたい。残りシングルスしかないので最後まで全力で戦って優勝したい」と闘志を燃やした。【佐々木雄高】