東京オリンピック（五輪）代表選考を兼ねた競泳日本選手権が行われ、瀬戸大也（26＝TEAM DAIYA）が、今大会の勝負レースに出陣した。

代表権を持っていない200メートルバタフライ決勝で1分55秒20で2位に入り、個人メドレー2種目に続き東京オリンピック（五輪）の出場権を獲得した。


女子200メートル個人メドレーで日本記録2分7秒91を持つ大橋悠依（25＝イトマン東進）は2分9秒67で2位だった。この種目の代表には内定し、プール内で記録を確認するとホッとした笑顔を見せ、優勝した寺村と手を合わせた。


男子200メートルバタフライで優勝し2位の瀬戸（左）、3位の森本（右）と記念写真に納まる本多（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライで優勝し2位の瀬戸（左）、3位の森本（右）と記念写真に納まる本多（撮影・菅敏）

女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（左）、3位の大本と記念写真に納まる寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（左）、3位の大本と記念写真に納まる寺村（撮影・菅敏）

（注）※は派遣標準記録。


＜4月6日＞

▼女子200m自由形　※1分56秒82

（１）五十嵐千尋　1分57秒47（☆800mリレーで代表内定）

（２）白井璃緒　　1分58秒37

（３）増田葵　　　1分58秒86

五十嵐千尋Ｖ、リレーの五輪内定も悔し　200自


女子200メートル自由形決勝　力泳する優勝した五十嵐（代表撮影）
女子200メートル自由形決勝　力泳する優勝した五十嵐（代表撮影）
女子200メートル自由形で優勝し、タイムを確認する五十嵐（撮影・菅敏）
女子200メートル自由形で優勝し、タイムを確認する五十嵐（撮影・菅敏）
女子200メートル自由形で優勝した五十嵐はタイムを確認する（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル自由形で優勝した五十嵐はタイムを確認する（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル自由形で優勝するも浮かない表情の五十嵐（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル自由形で優勝するも浮かない表情の五十嵐（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル自由形でメダルを手にする、左から2位の白井、優勝の五十嵐、3位の増田（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル自由形でメダルを手にする、左から2位の白井、優勝の五十嵐、3位の増田（撮影・鈴木みどり）

▼男子200mバタフライ　※1分56秒25

（１）本多灯　　1分54秒88　☆代表内定

（２）瀬戸大也　1分55秒20　☆代表内定

（３）森本哲平　1分55秒82

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男子200メートルバタフライ決勝　力泳する本多（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライ決勝　力泳する本多（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライ決勝　力泳する瀬戸（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライ決勝　力泳する瀬戸（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライで優勝し、ガッツポーズを見せる本多（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライで優勝し、ガッツポーズを見せる本多（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライで東京五輪代表内定を決めるも浮かない表情の2位瀬戸（撮影・鈴木みどり）
男子200メートルバタフライで東京五輪代表内定を決めるも浮かない表情の2位瀬戸（撮影・鈴木みどり）
男子200メートルバタフライで東京五輪代表内定を決めた優勝の本多（左）と握手する2位の瀬戸（撮影・鈴木みどり）
男子200メートルバタフライで東京五輪代表内定を決めた優勝の本多（左）と握手する2位の瀬戸（撮影・鈴木みどり）
男子200メートルバタフライで優勝し、スタンドに手を振る本多（撮影・菅敏）
男子200メートルバタフライで優勝し、スタンドに手を振る本多（撮影・菅敏）

▼女子200m個人メドレー　※2分10秒49

（１）寺村美穂　2分09秒55　☆代表内定

（２）大橋悠依　2分09秒67　☆代表内定

（３）大本里佳　2分09秒85

寺村美穂200個メ最後に大橋抜いて優勝　五輪内定

大橋悠依200個メ2位で東京五輪切符

大橋悠依200個メで五輪切符「意識しすぎて」２位


女子200メートル個人メドレーで優勝した寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで優勝した寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレー　力泳する大橋（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレー　力泳する大橋（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで3位に終わり、天を仰ぐ大本（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで3位に終わり、天を仰ぐ大本（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレー　ゴール後、タイムを確認する優勝した寺村（代表撮影）
女子200メートル個人メドレー　ゴール後、タイムを確認する優勝した寺村（代表撮影）
女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（右）と喜ぶ寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（右）と喜ぶ寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（右）と抱き合って喜ぶ寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（右）と抱き合って喜ぶ寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで東京五輪代表を逃し、浮かない表情の大本（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル個人メドレーで東京五輪代表を逃し、浮かない表情の大本（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル個人メドレー決勝のレースを終え、悔しがる大本（代表撮影）
女子200メートル個人メドレー決勝のレースを終え、悔しがる大本（代表撮影）
女子200メートル個人メドレーで東京五輪代表内定を決め、ガッツポーズする優勝の寺村（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル個人メドレーで東京五輪代表内定を決め、ガッツポーズする優勝の寺村（撮影・鈴木みどり）
女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（左）、3位の大本と記念写真に納まる寺村（撮影・菅敏）
女子200メートル個人メドレーで優勝し2位の大橋（左）、3位の大本と記念写真に納まる寺村（撮影・菅敏）

▼女子1500m自由形　※16分02秒75

（１）森山幸美　16分17秒60

（２）佐藤千夏　16分20秒02

（３）青木虹光　16分23秒02


女子1500メートル自由形で優勝した森山（撮影・菅敏）
女子1500メートル自由形で優勝した森山（撮影・菅敏）
女子1500メートル自由形決勝のレースを終え、タイムを確認する優勝した森山（代表撮影）
女子1500メートル自由形決勝のレースを終え、タイムを確認する優勝した森山（代表撮影）
女子1500メートル自由形で優勝し2位の佐藤（左）、3位の青木と記念写真に納まる森山（撮影・菅敏）
女子1500メートル自由形で優勝し2位の佐藤（左）、3位の青木と記念写真に納まる森山（撮影・菅敏）

◆代表選考方法　競泳代表選考は単純明快だ。日本水連が定めた派遣標準記録（19年世界選手権決勝ライン）をクリアして2位に入れば代表内定。対象は決勝1本だけ。過去に選考で物議を醸した反省から04年アテネ五輪で導入。「一発勝負」の修羅場をくぐり抜ける経験が、競泳界の隆盛を支えている。

例外はない。16年リオ五輪選考では北島康介が100メートル平泳ぎ準決勝で同記録をクリアして1位通過。だが決勝は2位で同記録をクリアできず現役引退した。

リレー種目は、リレー派遣標準記録が設定されている。400メートルリレーは100メートル自由形、800メートル自由形は200メートル自由形で同記録を突破して4位になれば内定。同記録を突破できなければ、4位以内でも代表から漏れる可能性がある。