フィギュアスケートの世界国別対抗戦が15日、丸善インテックアリーナ大阪で開幕する。
前日の14日は本番リンクで公式練習が行われた。
6カ国対抗で2年に1度開催される団体戦は、20-21年シーズンの最終戦。過去の大会でも選手は普段と違った雰囲気を味わい、さまざまな言葉で感情を表現してきた。
日刊スポーツでは「シーズンファイナル~喜怒哀楽」と題して今大会中、選手が口にした思いを随時更新する。
◆男子
羽生結弦(26=ANA)
「すごく空港ががらんとしていて、そこで検査を受けたり、入国の手続きをしていただいたり、いろいろなことをしている最中に、結果について『おめでとうございます』とは言ってもらえなかったけれど『勇気をもらえました』『これから頑張ります』と言ってもらえたのが自分のご褒美」
※「3月の世界選手権を経て残ったもの」を問われて
宇野昌磨(23=トヨタ自動車)
「正直言いますと、チーム戦でありながら、試合ではありますけれど、完全に試合ではないというか。少し“お楽しみ要素”のある試合っていう位置づけです」
※今大会の位置づけを問われて
◆女子
紀平梨花(18=トヨタ自動車)
「昨日休んだからか、世界選手権より体が軽くて『思ったより疲れが取れていて良かった~』みたいな気持ちはあります。チームジャパンに貢献できるように、ノーミスだけは(今大会)かなえたいと思っています」
※前日13日の練習で腰に痛み。体の状態を問われて
坂本花織(21=シスメックス)
「正直19(歳)から二十歳は『大人だな』と思いましたが、20(歳)から21(歳)は、そこまで変わらなくて『1個数字が増えたな』っていうぐらい…」
※4月9日が21歳の誕生日。心境を問われて
◆ペア
木原龍一(28=木下グループ)
「(3月の世界選手権後に)帰ってきてから(新型コロナウイルス対策の隔離のため)1度も外に出ていないので、日本の良さはまだ実感できていません。1つうれしかったのは、自動販売機にいろいろな種類があった。選べるチョイスがあって良かったです」
※20年1月にカナダへ渡って以来の帰国。気分転換できた点を問われて
三浦璃来(19=木下グループ)
「帰ってきて“本当の日本食”を食べて、毎回毎回涙が出そうになりました」
※木原と同じ質問に対して
◆アイスダンス
小松原美里(28=倉敷FSC)
「(新型コロナウイルスの影響で)外で何か(グッズを)選んだりできない。“クリーンジャパン”で頑張ります。手作りした大きな横断幕があるので『お楽しみに!』っていう感じです」
※2年前の前回大会は父が習字で応援グッズを作成。コロナ禍で行われる今大会の応援について問われて
小松原尊(29=倉敷FSC)
「この2週間の隔離の中で、いろいろなことを乗り越えました。世界選手権ですごく頑張り、一緒に波に乗りました。(北京)五輪の団体戦もある。『ファミリー』という感じは、すごく大事だなと思います」
※3月の世界選手権(ストックホルム)から帰国後、日本代表の仲間と調整。団体戦への思いを問われて