バレーボール男子日本代表の柳田将洋(28=サントリー)、西田有志(21=ジェイテクト)、高橋藍(19=日体大2年)が14日に都内で行われたアシックスのイベントに出席し、東京オリンピック(五輪)開幕まで100日を迎えた心境を明かした。この日代表ユニホームに身を包んだ3人は、日の丸を付けて戦う重みを実感。来月に行われる中国との国際親善試合(1、2日)に向けて気持ちを引き締めていた。

海外挑戦を経て4年ぶりにVリーグに復帰した柳田は、サントリーの14年ぶりのリーグ優勝に貢献。「思い描いたステップを踏めている」と振り返り、順調にコンディションを上げている。本年度は石川に主将を引き継いだ。今後課題に挙げるサーブレシーブではさらなるレベルアップを図ると述べて「しっかりと代表メンバーに生き残る。そこにフォーカスしていく」と決意を見せた。

西田は今季のVリーグで日本人最多の833点をマーク。攻撃専門のオポジットとして高い存在感を放てた要因について、「トスがどういう風にほしいとか、うまくコミュニケーションが取れた」。昨季以上に全ての面で成長を遂げたと実感を込めた。五輪開幕まで100日を迎えたことに「誰も代表に確定しているわけではないので、コンディションをしっかり整えて1日1日をしっかり過ごしていきたい」と話した。

最年少19歳で代表候補入りした高橋は「気持ちが引き締まった」。小学校の卒業文集で綴った東京五輪に出たいとの目標。「持てる力を出し切って夢の舞台に立ちたい」と意欲を見せた。【平山連】