白井英治(44=山口)がインから押し切り、昨年5月の大村一般戦以来、通算99度目の優勝を飾った。児島では15年4月のG1中国地区選以来、3度目。

12R優勝戦の進入は枠なりの3対3。白井はコンマ14のスタートで先マイ、バックで早くも独走態勢を築いた。2着は3コースからまくり差した坪井康晴、3着は大外からブイ際を差した中田竜太が入った。

「ほっとしました。ファンの声援が聞こえて久々に味わった感覚。G1を勝ったよりうれしい」。昨年は5月初めまでに5度の優勝を数えたが、その後は優出を重ねたもののVはなかった。昨秋、レジェンド今村豊氏が引退し、山口支部を背負う立場として「気合が入り過ぎた」という。

これで、通算100度目の優勝に王手をかけた。「98から99は時間がかかったけど、次は一発で決めたいね」と、5月1日からの地元徳山一般戦で節目達成を誓う。その後は、5月に若松オールスター、6月は当地グラチャンと、SG戦線での活躍を期す。