山形ワイヴァンズは66-77とアースフレンズ東京Zにホームで敗れ、PO(プレーオフ)進出に黄信号が点灯した。

今季3連勝中の相手に足をすくわれた。第1Q(クオーター)の7点リードを守り切れず。第2Q7分半過ぎ、3点シュートで逆転され主導権を握られた。第2Qの最大15点差から一時は7点差まで詰め寄ったが、最終Qは要所で3点シュートを決められ突き放された。ベンチスタートの7人で計8得点しか奪えなかった。ミオドラグ・ライコビッチHC(ヘッドコーチ)は「ベンチメンバーが弱気になっていた。ディフェンスとリバウンドも頑張れなかった。ビッグマンだけでなくほかの(日本人)選手も勇気を持ってシュートしなければならない」と敗因を挙げた。

ランス・グルボーンが体調不良でベンチを外れる中、1試合平均得点リーグ1位のアンドリュー・ランダルが孤軍奮闘。計29得点でチームを引っ張ったが及ばず。それでもランダルは「(いつも)入るようなシュートが入らなかった。明日勝てるよう準備したい」と気持ちを切り替えた。

通算27勝29敗。勝てば勝率5割復帰。ワイルドカード2位浮上の可能性もあった。残り1枚のカードを争う香川ファイブアローズ(西地区4位)もファイティングイーグルス名古屋に敗れたが逆転できなかった。レギュラーシーズンは残り4戦。河野誠司主将は「まずディフェンス。攻撃も外国人選手が2人しかいない中でどうカバーするかを考えたい」と最後まで諦めずにチーム初のPO進出を目指す。【佐々木雄高】