個人種目がスタートして、2種目で予選と準決勝が行われる。

男子高飛び込みは「超新星」玉井陸斗(14=JSS宝塚)が、満を持して五輪切符を目指す。49人がエントリーした予選で上位18位に入れば、準決勝に進出。準決勝で演技を終えてリザルトを残せば、東京五輪五輪代表に内定する運びだ。

玉井は19年4月に12歳7カ月で日本室内選手権に史上最年少優勝。その後も自己ベストを伸ばして、現在は528・80点。16年リオデジャネイロ五輪銅メダル、19年世界選手権4位相当にあたる。日本水連は主要国際大会における準決勝ラインを419・45点に設定している。自己ベストとは100点以上の差がある。

五輪世界最終予選は当初20年4月に開催予定だったが、コロナ禍で1年延期となった。玉井は五輪内定の可能性があった19年世界選手権、アジア杯を国際水連が定めた年生制限ルールのために出場できなかった。今大会が最初で最後の東京五輪チャレンジ。1発回答で初五輪を決める構えだ。

同種目は予選が午後0時半、準決勝が同6時45分にスタートする。

女子板飛び込みは、三上紗也可(20=米子DC)と榎本遼香(24=栃木県スポーツ協会)が出場する。三上は19年世界選手権で5位に入って代表に内定。女子では世界で数人しか使い手がいない大技「5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)」を装備している。榎本は、宮本と組む女子シンクロ板飛び込みで東京五輪代表が確実。2種目目の代表を目指していく。

同種目の予選は午前9時に、準決勝は午後4時45分にスタートする。