日本陸上界初の5大会連続五輪を目指す福士加代子(39=ワコール)は、1万メートルでの東京五輪出場が消滅した。34分台で最下位の19位となった。
〈レース後の主な一問一答は以下の通り〉
-走り終えた感想は
福士 感想は…。う~ん、レースでは全然勝負になりませんでしたけど、見守られて、完走できて良かったかなと思います。
-すごく大きな拍手を受けた
福士 なんか感動しちゃいましたね。うれしくなって感動しました。
-陸上人生、さまざまな経験をしてきた
福士 全部、初めてですよね。とりあえず一通り全部経験した。1等賞もやって、2番、3番…。大きな大会でこんなドベドベもなかったし、最後に拍手をもらったこともないので、すごいですね、全部経験しました。
-大会前の調整は
福士 なんにも練習していません。いちかばちかでやっていました。
-どこかが痛かった
福士 痛いのもあるし、精神的にもダメだったのもあるし、ちょっとずつ調子が良くなってきて「あわよくばいくかな」と。400(メートル)の出だしがすごい良かった。ああいうのがずっと続けばいいよね、って。それだけに懸けたんです。1周しかもちませんでした。
-練習がなかなか思うようにできなかったのは、どういう影響か
福士 走りが下手くそになった。それを「前の自分が良かったのに」みたいな葛藤になって、そこで自分と戦って、自分を自分で追い込みました。それでやられました。それで今、立ち直りました。
-それでも最後まで走った
福士 気持ち的には1等賞とか、勝負しようという気持ちは変わらなかった。いっちょまえに。そういう気持ちは変わらなかったですね。
-後輩の安藤友香が東京五輪代表に決まった
福士 良かったよ~。私がこんな明暗で悪いですけどね、うちの監督とか、すごいなって思いますね。うちのチーム。やるもんですね。うちの監督、スタッフ陣。