B1新潟アルビレックスBB(東地区9位)は9、10日、今季最終カードで島根(西地区5位)とアオーレ長岡で対戦する。

8日は同会場で調整した。島根はSG佐藤公威(37)にとって昨季まで3季所属した古巣。最も戦いたかった相手に連勝してシーズンを締めくくる。

「考えていなくても、力が入る」。佐藤は闘志むき出しで島根を迎え撃つ。17年に新潟から島根に移籍し、いきなり主将を務めるなど、愛着がある。ただ、新潟は現在、3連敗中。今季最終カードで黒星連鎖を止めたい。「オープンを作って、思い切り打つ」と勝負を挑む。

小菅学社長(47)による福田将吾監督(37)へのパワハラ行為発覚に、コロナ禍に巻き込まれて2週間の活動停止などコート外のイレギュラーな事態に見舞われたシーズンだった。「いろいろなことがありすぎた」と振り返る。その上で「選手は新潟が好きでプレーしている。振り回されてはいけない」。雑念を振り払い、最大の集中力で締めのホーム2戦に臨む。【斎藤慎一郎】