新潟は連敗を3で止めた。島根に100-95。今季3度目の100点ゲームでの白星を挙げた。ベンチスタートのSF大矢孝太朗(26)、SF星野曹樹(23)が相手の外国人選手とのマッチアップで奮闘するなどチームを活気づけた。新潟は今日10日が最終戦。島根とアオーレ長岡で対戦し、今季を締めくくる。

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“シックスマン”が躍動した。第2Q、開始2分半すぎにコートに入った大矢は立て続けに2本のオフェンスリバウンドを獲得。味方の攻撃機会を増やした。星野は第2Qの開始1分すぎ、島根のSFペリン・ビュフォード(27)からスチール。そこから独走してレイアップを決めた。

「アウトサイドの外国人選手の守備は得意」と星野は狙い通りのプレーと強調。大矢も「ゴール下で外国人選手に取らせない。取られたらファウルで止める」と体を張ったプレーを意識した。新潟は後半に追い上げられたが、前半は55-33と22点のリード。貯金が効いての勝利を支えしたのがベンチスタートのメンバーだった。

PFアレン・ダーラム(32)が1日で契約満了となり、新潟の外国籍選手はCジェイソン・ウォッシュバーン(30)とSFロスコ・アレン(27)の2人。青木勇人監督代行(47)は「大矢も星野も外国籍選手の交代として用意していた。チームを助けてくれた」と2人の仕事ぶりをたたえた。今日10日の今季最終戦、連勝での締めを狙う。「守備から崩れないように」。大矢は気を引き締めた。【斎藤慎一郎】