NBAウィザーズの八村塁(23)がレギュラーシーズン最終戦となるホームでのホーネッツ戦に先発し、約34分間のプレーで16得点、6リバウンド、1スチールで勝利に貢献した。チームは東地区8位に浮上し、すでに出場を決めていたプレーオフ(PO)進出決定戦で優位な立場で臨めることになった。

八村はこの日、両チームを通じて最初の得点となったジャンプシュートを皮切りに、序盤から的確にシュートを沈め、出場10試合連続2桁得点をマーク。復帰したビールが本調子を欠いた中で、チーム唯一2桁となる11得点を挙げて前半を折り返した。

ビール、ウエストブルックの両エースのエンジンが掛かってきた後半にも八村は存在感を発揮。1点を争う攻防が展開された第4クオーターには、一時逆転の3点シュートを成功させた。

2年目は57試合にすべて先発として出場し、1試合平均13・8得点、5・5リバウンドの成績だった。

レギュラーシーズンを34勝38敗の東地区8位で終えたウィザーズは、18日(日本時間19日)に東地区7位セルティックス戦とのPO進出決定戦に臨む。勝てば第7シードでPOへ。敗れた場合もPO進出の可能性は残り、同9位ペーサーズ対同10位ホーネッツの勝者と最後の切符をかけて戦う。

◆プレーオフ進出決定戦 プレーオフ進出へ残る2枠をかけて、東西各地区レギュラーシーズン7~10位チームによって行われる変則トーナメント。まずは7位対8位(A)、9位対10位(B)が対戦。Aの試合の勝者はプレーオフ進出決定。負けたほうは、Bの試合の勝者と最後の1枠をかけて争う。プレーイン・トーナメントとも呼ばれる。コロナ禍で中断した昨季に急きょ考案され、好評だったことから、今季も導入された。