世界ランキング10位の日本女子代表が、同48位のポルトガル代表を67-58で下して3連勝とした。

前半を38-23で折り返すと、後半、相手の追撃を振り切った。

五輪代表メンバー発表前では最後の対外試合で、赤穂ひまわり(22=デンソー)がしっかりと存在感を示した。3試合連続で先発起用され、両チームで唯一30分以上プレーして12得点、最多12リバウンドをマーク。主要個人記録2部門で2桁を記録する“ダブルダブル”をマークした。

身長185センチと長身だが、代表での登録ポジションはシューティングガード。さまざまな役割を果たせるオールラウンダーが、着実な成長を見せている。先月の強化合宿のさいにはトム・ホーバス監督が、「今年ステップアップするスーパースターはひまわりになりそう。五輪の大きなステージが彼女の世界デビューの場所になるのかな」と期待を掛けていた逸材。この日もゴール下へと積極的に仕掛けるなど、2点シュートは5本すべて成功させる精度の高さを披露。エースの渡嘉敷不在のなかで、高さでも貢献した。

女子日本代表は今後、19~28日に都内で強化合宿を実施。6月下旬に東京五輪内定12人が決まる予定。7月15日にベルギー(世界ランキング6位)、同月17日にプエルトリコ(同23位)といずれも埼玉で対外試合を行ったあと、五輪本番に臨む。