6月18日、F1第7戦フランスGPの金曜フリー走行が行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録した。

午前中のフリー走行1回目ではメルセデスAMG勢が速さを見せたものの、午後のフリー走行2回目ではレッドブル勢もセットアップとドライビングをアジャストして1分32秒872の最速タイムを記録。ただし2位のバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)は0.008秒の僅差で、ソフトタイヤを使いこなせずミディアムタイヤでのタイム。それでも決勝想定のロングランではメルセデスAMGよりも0.3秒ほど速いペースを刻んで見せた。

「とても良いかたちで前進できたし良い1日になったね。FP1では全く満足出来るような状態ではなかったしFP2の走り始めでさえそうだったんだけど、2セット目のタイヤを履いたアタックランでは大幅に良くなってマシンにも一体感が感じられた。風も強いし安定していないからラップによって最適なコーナリング速度が変わるしタイムを削るのは簡単ではないから、明日の予選でどこまで行けるか予想するのは難しい。ロングランがとても良いことは確かだけど、僅差だから簡単ではないと思うよ」(フェルスタッペン)

アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は堅実な走りを心がけて周回を重ね、トップから1.083秒差の13番手。チームメイトのピエール・ガスリーとは0.259秒差につけた。(米家峰起通信員)