B1新潟アルビレックスBBは25日、小菅学前社長兼GM(47)が、福田将吾前監督(37)へのパワハラ行為で4月2日にリーグからけん責と制裁金50万円の処分を受けたことに伴う、第三者による社内調査の結果報告を行った。

小菅前社長は1月30、31日に福田前監督にどう喝的な暴言を吐くなどし、その直後に福田前監督がチームを離脱。球団は4月16日から6月11日まで社外の弁護士に依頼し行った調査で、小菅前社長が話したパワハラを行った理由を明らかにした。昨年12月以降、福田前監督と2人でミーティングをする中で「チームをまとめようとコミュニケーションを取っていたが思うようにいかずフラストレーションがたまっていた」と話していたという。会見では小菅前社長の謝罪文が公表された。

球団は再発防止策として社内に相談窓口、社外に通報窓口を設置。ハラスメント防止の研修の実施や社内のハラスメント規定を厳格化する。川上社長は「絶対に再発させない。会社、個人の職務の透明性を高めていく」。また小菅前社長が社長辞任、GM解任後に取締役強化本部長に就いたことについて「非常に申し訳ない行為だが1度で解雇ではない。全ての役員、職員の能力を生かして組織を立て直す中、強化の経験を生かして貢献してもらう」と話した。