バスケットボール男子のBリーグは30日、臨時会員総会を開き、島田慎二チェアマン(50)の再任を決めた。9月に正式決定し、任期は23年9月末までの2年間。

1年前の就任時に、「破綻クラブを1つも出さない」など10項目の公約を示していた島田チェアマン。達成できなければその割合に応じて役員報酬を返上することを宣言していた。その10項目のうち、▽オール・バスケットボール指針の策定、具体化、推進▽ソフトバンク社以外の協賛金のプラス成長▽リーグの風土改革や強化、の3項目については、設定目標を下回る「C評価」以下だったとし、報酬の3割を返上することを明かした。

この約1年は、前任の大河正明氏の任期を引き継ぐ形だった。新たな2年間に向けて島田チェアマンは、「攻めと守りのバランス良くしながら、島田色を出してやっていきたい。Bリーグだけでなく、最終的にはバスケットボール界全体の反映につなげられれば」と意気込みを示した。