牧之原市に完成した人工サーフィン施設「静波サーフスタジアム」のオープニングセレモニーが15日、来月の一般オープンを前に開催された。川勝平太県知事(72)、牧之原市の杉本基久雄市長(64)らが出席。笑顔でテープカットを行った。静岡県出身のプロサーファー・池田美来(13)らのエキシビションも実施。最新の造波装置でつくられた波もお披露目され、出席者から拍手がおくられた。

国内唯一の大型ウェイブプールとなる同施設では、今月12日からの2日間で東京オリンピック(五輪)代表が強化合宿。17日からの3日間では、牧之原市のホストタウン相手国となる米国代表チームが事前合宿に励む。事業主のサーフスタジアムジャパン・安達俊彦代表取締役(66)は「トップアスリートの練習施設としてはもちろん、サーフィンの普及と裾野の拡大を目指していきたい。いつの日か、世界で活躍するアスリートをこの牧之原から輩出したい」と、力を込めた。【前田和哉】