東京オリンピック(五輪)スケートボード男子ストリートで金メダルを獲得した堀米雄斗(22=XFLAG)が17日、拠点とする米国に戻る前に東京・羽田空港で取材に応じた。

空港には、家族や大勢の友人が見送りに駆けつけた。トランクや段ボールなど、大量の荷物をチェックインカウンターで預けた。「荷物が多くなっちゃって。どうしようかなと。税関とかどうしようかな」と照れ笑いした。

金メダル獲得後、数多くのテレビ番組に出演するなど、各所で引っ張りだこだった。反響について「他の大会と比べものにならないくらい大きかった。一気に環境が変わりました」と驚いた。さらに「(キックボクシングの)那須川天心さんと仲良くなって。初めてだったけど、気が合って」と交流を明かした。那須川が堀米に内緒で見送りに訪れるサプライズもあった。

今後については「米国に戻ったらすぐ、いつものメンバーと軽く滑りたい。練習したいトリックもたまっている。早くスケボーの毎日に戻るのが楽しみです」と、スケボー漬けの日常生活に戻ることを待ち望んでいた。

3年後にはパリ五輪が開催される。「最初はパリ五輪のことは考えられなかったけど、東京五輪が終わった後、パリ五輪が近くに見えてきた。頑張りたい」と早くも連覇に向けて意気込んだ。さらに「(28年)ロス五輪まで滑れるように頑張りたい」と、その先の五輪出場にも意欲を見せた。