新潟県の東京学館新潟は17位に入った。地元開催の大舞台で演じた2分30秒の団体演技に思いをぶつけ、集中し、得点は25・45点だった。北越は18・40点をマークして26位だった。

    ◇    ◇    ◇

演技を終えた東京学館新潟メンバーに笑顔と涙が入り交じった。地元開催の全国高校総体(インターハイ)に賭ける思いから、解放された瞬間だった。リーダーの岡田美空(3年)は「演技の解釈の違いで、ケンカもあったけれど、地元インターハイでひとつになった」と話した。演技のテーマは「戦う兵士」。2分半の中に戦闘の激しさ、休戦の静寂、勝利の喜びを詰め込み、演じ切った。個人戦にも出場した古俣舞愛(3年)は「新潟インターハイで、いい演技というのが目標だった」と言った。

◆北越 大きさと繊細さを表現した約2分半の演技が終わった。野口果乃(3年)が満足そうに言った。「演技中に、お互いの顔を見合わせたときの表情が良かった。楽しめた」。メンバー5人の中で、3年生は2人だけ。リーダーを務める武藤帆南(3年)は「ミスしたところがあって、すごく悔しい」と話しながらも「最後までやり切れた。よかった」と、晴れ舞台の演技に納得していた。