北海道銀行が大敗を喫した。午前中に行われた第2戦に勝ち、2連勝で来年2月の北京オリンピック(五輪)出場へ向けて大きく前進していたが、第3戦は18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレに3-9で破れ、3連勝はならなかった。先に3勝(5試合制)したチームが五輪切符がかかる最終予選(12月、オランダ)に出場でき、上位3チームが五輪切符を得る。

それまでの2戦と違い、簡単なミスが頻発した。後攻だった2エンドで2点スチールを許すと、一気に流れをもっていかれた。スキップ吉村紗也香は「自分たちの置きたい所など、正確性に欠けていた。相手がしっかり良いショットを決めていた。苦しい展開でしたし、最初から後半にかけても相手のペースで、自分たちの流れをつかめなかったし、悔しいです」と振り返った。8エンドで2点を返し、3-9として、10エンドまで待たずに試合を終えた。

巻き返しを許したが、「次で決めたい」と12日午前で勝負を決めに行く。「負けはしたんですけど、次に向けて良い切り替えはできる」と前を向いた。