18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが逆王手をかけた。1勝2敗で迎え、後がない第4戦。終盤の逆転で北海道銀行を8-6で下した。

先に3勝(5試合制)したチームが五輪切符がかかる最終予選(12月、オランダ)に出場でき、上位3チームが五輪切符を得る。2連敗スタートからの連勝で、最終の第5戦まで持ち込んだ。

幸先よく1エンド(E)で2点を先制したが、3Eではスキップ藤沢五月が最後の石でのドローショットが長くなるミスで1点止まり。なかなか流れをつかめずに終盤までもつれたが、4人に再び笑顔が戻ったのは8E。藤沢が最後の石で、絶妙のタッチでドローショット。相手のNO1を押し下げて、2点を獲得した。6-5と逆転した。流れをつかみ、9Eでは北海道銀行のスキップ吉村紗也香にミスが出て2点をスチール。試合を決めた。

試合後には藤沢はニコニコ顔「楽しかったです!」と喜んだ。中盤の接戦の展開には「これで勝てたら流れ来る」と集中力を高めていたという。「この勝ちは大きい」と5戦目への自信をみなぎらせた。

第5戦はこの日午後6時から行われる。