日本がバーレーンを3-1で退け、開幕2連勝を飾った。東京オリンピック(五輪)代表の高橋藍(20=日体大2年)や高梨健太(25=名古屋)らスパイカー陣が好パフォーマンス披露し、逆転勝ちを収めた。高橋はチーム最多の26得点をマーク。勢いに乗る日本は、14日に1次リーグ最終戦でインドと戦う。

互いに1セットずつ奪って迎えた第3セット終盤。貴重なサービスエースでリードを広げ、最後は自らのスパイクで粘るバーレーンを振り切った。第4セットも勢いに乗り、2本目となるサービスエースを含む8得点。試合全体のスパイク決定率は75%を記録した。

今やチームに欠かせない存在となった高橋だが、シニア代表デビューを飾ったのはわずか4カ月前。5月の国際親善試合の中国戦を皮切りに、6月のネーションズリーグ、今夏の東京五輪と経験を積んできた。

今大会で招集されたメンバーの中でも最年少だが、コート上で見せる姿は自信がみなぎっている。高橋は「頼れるエースの石川(祐希)選手がいない中で、自分がプレーで引っ張っていかなきゃ」と語り、起用に応えた。

中垣内監督は「(高橋は)今日ぐらいのプレーができると、もう1ランク上に来たなと感じる」。今大会招集外となった西田有志(21=ビーボ・バレンティア)や石川が不在の中でも、成長著しい若手がチームをけん引したことをたたえていた。【平山連】