今夏の東京オリンピック(五輪)バレーボール女子日本代表でアウトサイドヒッターの石井優希(30)が、10月開幕のVリーグで3年ぶりの日本一奪還を目指すと宣言した。

22日の所属する久光スプリングス主催のオンライン会見に参加。「オリンピックは胸を張っていえる結果ではなかったけど、少しお休みをいただいて切り替えられた。久光で優勝したい気持ちが強いです」と語った。

16年リオデジャネイロに続き2大会連続の五輪出場を果たした石井は「日の丸を背負ってきた価値も含めて、チームに還元したい」。常に世界を意識しながら戦ってきた姿勢をチームに浸透させ、昨季12チーム中8位に終わった名門を立て直し、2018-19シーズン以来となる優勝を目指すと語った。

この日は他に主将でリベロの戸江真奈(27)、オポジットの長岡望悠(30)が参加。戸江は攻撃力が強みのチームの特徴を挙げ「最後の1点を取り切るまでブレずにやっていく」。長岡は兼ねて痛めた膝のけがと向き合いながら臨むと言い「新しい長岡望悠の姿を見せられるようにしたい」と話していた。