Vリーグ男子1部の東レが、同部のFC東京を4-1(練習試合のため第5セットまで実施)で下した。

アウトサイドヒッターのパダル・クリスティアン(24=ハンガリー)が、第4セットまで出場。威力十分のアタックで得点を重ねるなど、昨季リーグ全体3位の804得点を挙げた男が順調な仕上がりを見せた。「以前と比べてミスも減ってきた」。加入2年目を迎えて「周りが、自分のプレーを理解してくれているのは大きい」と、さらなる活躍を予感させた。

愛娘の存在が原動力になっている。2月に待望の第1子が誕生。守るべき家族が増えたことで、一層モチベーションが高まったという。「彼女が誕生したことで、よりバレーボールに集中できている」と実感を込めた。リーグ開幕は15日、VC長野と対する。身長197センチのアタッカーは「ベストを尽くし、プレーオフに進出する」と意気込んだ。【古地真隆】