産業能率大学の学生が主催する-ビーチバレーの大会「SANNO CUP 2021」が16日、神奈川県伊勢原市の同大湘南キャンパスで開催され、湘南ドリーム(神奈川・秦野市)が初優勝した。

参加12チームが3組に分かれ、各4チームごと総当たりの予選リーグを戦ったが、降り続く小雨の中でのプレーとなり、選手の体調も考慮し、決勝トーナメントは中止。予選リーグの勝ち数と得失点を元に順位を決定した。

湘南ドリームは、6年ぶりの出場。予選リーグ3戦を全勝し、得失点38で優勝となった。2位のSAMURAI-LEGENDも全勝だったが、得失点37で1点及ばなかった。3位は同じ全勝で得失点31の藤沢スカイだった。

優勝した湘南ドリームの佐藤杏主将(6年)は「得失点での勝利は初めてで、本当にビックリしました」と語った。

「SANNO CUP」は、ビーチバレーの普及を目的として12年から開かれている大会で、産業能率大で「イベントプロデュース」の科目を履修している学生が企画、運営、報道を担っている。開会式には、伊勢原市の高山松太郎市長(高は「はしごだか」)も出席。「東京五輪には伊勢原市から4人の選手が出場した。皆さんもこの地で戦った事をよい思い出にして欲しい」と祝辞の述べた。

今年で10回目を迎えた大会だが、初めて途中での中止となった。諸ガイドラインに加え、学生が独自のコロナ対策を取り決め徹底することで、大会の実施にこぎつけたが無念の閉幕となった。今年は花王バブ、花王ソナエ、キンカン、ニチバン、ライトアベイルが協賛していた。