ラグビーのオーストラリア代表(世界ランク3位)が、リラックスモードで日本(同10位)戦に備えた。

22日、テストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2021」に向けて、会場となる昭和電工ドーム大分を視察。日本はピッチで最終調整をしたが、オーストラリアは別の場所で事前に練習を終え、10分程度の視察にとどめた。気温20度を下回る条件下だったが、SOクエイド・クーパー(33=花園近鉄ライナーズ)はタンクトップ姿。他の選手もサンダルを履いて、芝生の感触を確かめる姿が目立った。

オーストラリア代表115キャップの世界的フランカー、マイケル・フーパー(29=ワラタス)は同国メディアから日本時間午後1時45分キックオフという点を「ランチタイムに試合をするのは珍しいが…」と問われた。昨季トヨタ自動車(現トヨタヴェルブリッツ)に在籍した主将は「何人かの選手にとっては初めての経験。私たちのように日本でプレーしてきた人にとっては経験済みだ」と明かし、前向きに言い切った。

「いつもと違うかもしれませんが、それぞれの(選手が)準備の中で自分たちの準備を見いだしている。日中であっても、素晴らしい時間帯にプレーできる。朝起きて日中にプレーする。緊張する時間が短い。1日が違った形で充実する」

過去5戦全勝の日本に地力を示し、イングランドなどと戦う欧州遠征につなげる。【松本航】