高木美帆(27=日体大助手)が、大会新記録となる4分5秒0で、2季ぶり5度目の優勝を飾った。中盤まではやや抑えた滑りだったが、後半の1800メートル以降、「最後までラップをキープすることができた」と、タイムを落とさないがまんの滑りで、2位の押切に2秒17の差をつけ快勝した。

しかし、高速コースとはいえ、カルガリーで出した自身が持つ日本記録3分57秒09、今年2月の全日本選抜で記録した国内最高の4分1秒67には遠く及ばないため、「世界を見据えた場合、戦いに行けるレベルではない」と気を引き締めた。

約4時間ほど前の女子500メートルでは、18年平昌五輪同種目金メダルの小平奈緒(35)と同走。0秒07の僅差で2位になった。「少し悔しい」としながらも、「久々に小平選手と同走。気持ちも盛り上がる時間となった」と、難しさの中にも楽しさを感じていた。