創部6年目の浜松湖北が、今年5月の県総体に続き初の4強入りを果たした。焼津水産戦で5トライを挙げ、35-24で競り勝った。7年前の学校開校時、浜松市出身の宮司真弘監督(48)が「地元でラグビーに親しむ子どもたちに、進学後も競技を続けられる環境をつくりたかった」との思いから創部。県総体から2大会連続の初戦突破を果たし、「少しずつ力をつけている」と目を細めた。

本年度のチームについては、「以前はコンタクトで弱い選手が多かったが、最近は強くなってきた」と説明。この日はスクラムでも互角の勝負をしていた。ロック金子凰希(おうき、3年)は「ダミー相手のタックルの練習で、走るスピードを落とさずに、低く入ることを意識している」と練習の成果を強調した。

7日の準決勝では、その県総体で5-64と大敗した東海大静岡翔洋が相手。指揮官は「優勝を狙っていく。番狂わせを演じたい」と力を込めた。【倉橋徹也】