今夏の全国大会で優勝した静岡市の中高生5人と1団体に1日、田辺信宏市長(60)から市長顕彰が授与された。静岡市葵区で行われた授与式では、高校総体陸上の男子800メートルを1分48秒26の大会新記録で優勝した兵藤ジュダ(東海大静岡翔洋3年)が代表して「これからも大きな舞台で活躍できるよう頑張ります」とあいさつ。田辺市長から「貴重な経験を今後のアスリート人生につなげて」とエールを送られた。

兵藤は5月の県総体男子1500メートルでも、27年ぶりの大会新で優勝した。授与式後の歓談で市長から「すごいね。大学進学後は駅伝も期待されるのでは」と話しかけられ、笑顔をみせた。今後は1500メートルや5000メートルで「世界を目指したい」と意気込んだ。

兵藤以外の個人では、同男子走り幅跳びの北川凱(がい=同3年)、同新体操女子フープの鈴木希歩(のあ=常葉大常葉3年)、全国中学体育大会の体操男子ゆかの工島(くしま)佑心(城南静岡3年)、全国中学空手道選手権の男子個人組手の柚木智尋(清水二3年)に、団体では高校総体新体操女子の常葉大常葉新体操部(代表・長田七海=3年)に授与された。【倉橋徹也】