ショートプログラム(SP)首位の壺井達也(18=神戸大)が2位に入った。最終滑走だったフリーは2位の146・55点を記録し、合計227・60点。SP7位の三浦佳生(東京・目黒日大高)に大逆転を許し「今、自分が出せる力を出し切っての2位。根本的な実力を上げていかないといけない」と受け止めた。

3年前、頂点に立った舞台で攻めた。冒頭に組み込んだのは4回転サルコー。着氷は乱れたが、18年にはなかった大技にこだわった。そこからは立て直し、全てのジャンプに出来栄え点(GOE)で加点がついた。12月の全日本選手権(埼玉)に向けて「4回転サルコーをショート(SP)から組み込む予定。ショート、フリーともに決めて、その先の世界ジュニア選手権(22年3月、ブルガリア)につなげたい」と新たな目標が生まれた。【松本航】