ディアーズが来季のX1スーパー昇格を決めた。警視庁が名古屋に11-14で敗れて、4勝2敗の勝ち点12に終わった。ディアーズも同勝ち点でシーズンを終えていたが対戦相手の勝ち点合計で上回り、4位で最後の昇格枠に入った。

ディアーズは89年創部の鹿島が前身で、97年と09年には日本一となっている。14年にLIXILがメインスポンサーでクラブチーム化し、今季からはディアーズとして活動している。

来季からX1スーパーは8から12チームに増やすため、上位4位までが自動昇格と決まっていた。1位アサヒビール、2位アサヒ飲料、3位イコールワン福岡がすでに昇格を決めていた。

警視庁は5戦全敗の名古屋に、引き分け以上で昇格だった。思うように攻撃が進まず、名古屋にパスで2TDを奪われた。第4QにTDパスを決め、TFPで2ポイントも成功。11-14と3点差に迫ったが、追いつけなかった。

部員は疾風の九機と呼ばれる第9機動隊に所属している。昨季はコロナ禍で出場を辞退した。今季は2年ぶりで参戦し、昨年発足した女性警察官らの有志によるチアリーダーも初登場。50周年の記念イヤーで昇格を目指したが、まさかの最終戦黒星となった。