新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」の杉本早裕吏(25=トヨタ自動車)と松原梨恵(28=東海東京FH)、個人代表の皆川夏穂(24=イオン)が現役引退を発表した。24日に日本体操協会を通じて決断を伝えた。

3人のコメントは以下の通り。

銅メダル2つを獲得した10月の世界選手権(北九州市)まで主将としてチームを引っ張った杉本 約9年間フェアリージャパンPOLAメンバーとして過ごさせて頂き、嬉しい事や辛い事がありましたが、歩んだ日々は私にとって宝物です。私が新体操をここまで続けてこれたのは、新体操関係者の皆様や応援して下さる方々、家族、友人など沢山の支えがあったからです。心から感謝申し上げます。今後は今までの経験を活かし、指導者として新体操に関わっていきたいと考えております。

 

3大会連続で五輪出場の松原 歴代の先輩たちが道を繋げてくださったおかげで、日本の新体操はメダル争いに食い込めるようになりました。私自身、ワールドカップや世界選手権でのメダル獲得は大きな財産ですが、仲間と共に苦楽を共にし、目標に向かって頑張ってきた日々は、何物にも変えられない、かけがえのないタカラモノです。これからは、このご恩を返していく事が責務だと思うので、今まで選手として培ってきたことを新体操の素晴らしさを伝えていきたいです。今までありがとうございました。

 

17年世界選手権ではフープで銅メダルを獲得するなど、日本のエースとして活躍した皆川 約8年間日本代表として活動させて頂き、誠にありがとうございました。ここまで新体操を続けてくることが出来たのは、沢山の日本の新体操関係者の皆さま、先生方やトレーナーさん、ドクターさんのお陰です。本当に沢山の方々の支えがあり、最後まで悔いなくやり切ることが出来ました。心より感謝申し上げます。また、沢山の方々のご支援、ご声援があり、日本代表として7回も世界選手権に出場させて頂き、とても幸せな新体操人生を送ることが出来ました。今後は、選手という立場ではなく、指導者という形で日本の新体操のお力になることが出来たらと考えております。約8年間ロシアに留学させて頂き、ナーディア先生の元で練習をさせて頂けたことは自分にとってかけがえのない財産となりました。自分が経験をし、学んできた事を伝えていくことが出来たらと考えております。これからも常に挑戦者の気持ち、前向きな気持ち忘れずに日々努力していきたいと思います。本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。