「新ビーチの妖精」として注目されたビーチバレー女子の坂口佳穂(25=マイナビ/KBSC)が1日、自身のインスタグラムを更新し引退を発表した。「世界で活躍するプレーヤーになることを目標にしてきましたが、東京オリンピック代表決定戦後、次の目標が明確に持てず、精神的に必要なものが日々足りなくなっていきました。プレーヤーとしてこのまま続けるという選択が出来なくなった事で、引退を決意しました」と説明した。

中学卒業までインドア経験しかなかった坂口は、高校3年時に父と観戦したビーチバレー大会で競技の魅力に引き込まれた。武蔵野大入学とともにビーチバレーを始め、大学3年より本格的にツアー参戦した。

村上礼華(ダイキアクシス)とペアを組んで臨んだ東京五輪代表決定戦では、ライバルたちに敗れて涙をのんだ。

今後について「さまざまなことを勉強しながら、身体を動かす楽しさやスポーツの楽しさを伝える活動をしていきたいです」とし、「これからの人生も自分の選択を良かったと思えるような日々を過ごしたいと思います」とコメントした。