静岡県は6日、東京五輪女子ソフトボールで金メダルを獲得したトヨタ自動車所属の渥美万奈内野手(32=浜松市出身)、山崎早紀外野手(30=掛川市出身)、東京パラリンピック競泳男子100メートル自由形で金メダルに輝いたゴールドウイン所属の鈴木孝幸(34=浜松市出身)に県民栄誉賞を贈った。3人は、県庁での贈呈式で喜びを語った。

渥美 個人の力ではなくチームの力で金メダルを取って、このような名誉ある賞をいただけて本当にうれしく思います。

山崎 うれしい気持ちでいっぱいです。みんなの力を合わせて取った金メダルだと思っています。ソフトボールがもっともっと普及するように、精いっぱい頑張っていきたいです。

鈴木 このような名誉ある賞をいただけて、本当に光栄に思っています。静岡から多くの応援をいただき、金メダルを獲得できた。今後も、みなさんに応援していただけるように頑張っていきたいと思います。

同賞は1992年(平4)に創設。広く県民に敬愛され、明るい希望と活力を与える顕著な功績があった人に贈られる。92年バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子さん(43=沼津市出身)が初受賞。今回で9人目となった。