東地区のレバンガ北海道は大阪エヴェッサに80-83で競り負け、今季初の4連勝を逃した。第2クオーター(Q)までリードも、第3Q終盤に追いつかれ、あと1歩のところで白星を取り切れなかった。勝てば今季初めて勝率5割に乗せられるところだったが、お預け。佐古賢一監督(51)は「選手は指示通りやってくれた。我々が少し焦ってしまった」と振り返った。

1点を争うせめぎ合いの中、最後に流れを呼び込むことができなかった。第4Q終盤で大阪のドブラス、ハントと外国籍2選手が5ファウルで退場。佐古監督は「相手選手がファウルアウトした時点で、守備を重くしてしまった。意図的にやったのだが裏目に出てしまった」。慎重にいきすぎたことが、逆に相手を勢いづかせてしまった。

連勝は止まったが、下を向く内容ではない。佐古監督の「前が開いたらミスを恐れずに積極的に打っていけ」という指示を受けナナーが今季初得点。得点源ロングは30点10リバウンド、ブルックスが20点10リバウンドと2人がダブルダブルを記録した。ロングは「早い段階でいい流れに持ち込めたが持続できなかった」。試合の締め方を微調整し、中2日で行われる15日茨城戦から、再び白星を積み重ねていく。【永野高輔】