女子日本代表で18年平昌オリンピック(五輪)女子銅メダルのロコ・ソラーレは1次リーグ1位通過とはならず、17日午前10時(日本時間同午後6時)からのプレーオフに回って五輪切符を目指すことになった。

トルコに5-8で敗れて同時間帯の別の試合でスコットランドと韓国が勝ったことで、通算6勝2敗で3チームが並び、規定により日本は3位通過となった。1位通過したスコットランドの五輪出場が決まった。

【ロコ・ソラーレ】大一番トルコ戦敗れプレーオフへ/ライブ速報>

17日のプレーオフで日本は「メガネ先輩」こと金ウンジョンが率いる韓国と再戦し、勝てば北京五輪出場が決まる。負けた場合は18日に最後の1枚の切符を懸けて4位ラトビアと戦う。

トルコと対戦した1次リーグ最終戦は、序盤はロースコアで展開。中盤以降に大きく試合が動き、日本が3-2とリードした第7エンド(E)にトルコが3点を挙げて逆転。第8Eに1点を返した日本は、第9Eのスチールで追い付いたが、最終Eにトルコが3点を挙げて試合を決めた。大会序盤に韓国、スコットランドを相次いで撃破したトルコが、最後にも底力を発揮した。

ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月は「相手のミスが少なかった。自分たちも決め切ることができればよかったが、ちょっとした石の置き方が、相手に良い形になってしまった」と振り返った。韓国とのプレーオフに向けては、「(自分たちの)チームの状態はそこまで悪くなく、集中力も保てている。石1個分のところでコミュニケーションを上げたい。早くアジャストして、いいショットにつなげたい」と意気込んだ。

◆北京五輪最終予選メモ 男女各9チームが出場し、残り3つの五輪出場枠獲得を目指す。総当たり方式で16日まで1次リーグを実施し、まずは1位チームが出場権を獲得。17日に2位チームと3位チームが対戦し、勝った方が2枚目の切符を手にできる。負けた方は最後の1枚の切符を懸けて、翌18日に4位チームと対戦する。