冬季オリンピック(五輪)2連覇の羽生結弦(27=ANA)が164日ぶりに公の場に登場した。

【写真特集】羽生結弦は欠席 宇野昌磨、鍵山優真ら全日本公式練習>

この日午後3時15分から行われた第1グループ8人による公式練習は欠席したものの、同6時30分からのセレモニーには参加。今年7月11日のアイスショー「ドリーム・オン・アイス」最終日以来の姿を見せた。

先月中旬のグランプリ(GP)シリーズNHK杯(東京)前に右足関節靱帯(じんたい)を損傷したが、今大会で約8カ月ぶりの実戦復帰を果たす。

SPの滑走順抽選では32人中24番目となった。

23日の公式練習から氷に乗る見通し。24日にショートプログラム(SP)を舞い、最終日の26日にフリーを迎える。4月16日の世界国別対抗戦以来となる演技となる。【木下淳】

 

◆フィギュアスケート北京五輪代表選考 シングルは男女ともに最大3枠を確保しており(1)全日本選手権の優勝者が1人目(2)全日本2、3位、GPファイナル出場権獲得者(中止を受けて修正)、全日本終了時のISUシーズンベストスコア上位3人、の中から2人目(3)最後に(2)で漏れた選手に、ISU世界ランキング上位3人などの条件を満たした候補を加え、総合的に判断して3人目を決める。

全日本出場は原則必須だが、過去に世界選手権3位以内の実績を持つ選手が負傷等でやむなく参加できない場合の救済措置もある。男子は羽生が条件を満たしているが紀平には当てはまらず、今季も全休のため全日本に出るしかなかった。