昭和学院(千葉)が八雲学園(東京)との競り合いを制し、昨年と同じベスト8に駒を進めた。

【スコア速報】ウインターカップ2021 女子スコア>

第1Qは14-24と苦しい展開も、第2Qの終盤に35-37と2点差まで追い上げると、第3Qで一気に逆転し差を広げた。右足首内側の疲労骨折で、1、2回戦はベンチだった西ファトゥマ七南(なな)主将(3年)がこの試合から復帰。16得点、8リバウンドの活躍でチームを勝利に導いた。

1、2回戦はベンチで雑用係も買って出た西は「骨折でメンバーに入れても入れなくても自分ができることをやろうと考えていた。どうしたらいい影響が与えられるか。今日の試合前も、苦しい時でもベンチで乗り上げていこうとみんなに話しました」。その言葉通りベンチでは大声をあげ、試合ではプレーで仲間を勇気づけた。

今年で30年目となる鈴木親光監督(53)は「後半に入るときに『ここで離されるときついぞ』と話しました。子どもたちが耐えて頑張る様子を見て、最近みんなが我慢強くなってきたと思いました」とうれしそうに話した。

26日の準々決勝では、優勝候補の岐阜女とベスト4進出をかけて戦う。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。