四日市メリノール学院中(三重)が、77-51と京都精華学園中(京都)を圧倒し、昨年に続く大会連覇を果たした。エースのセンター、深津唯生(3年)が191センチの留学生ユサフ・ボランレ・アイシャット(3年)相手に30得点の大活躍で、勝利に貢献した。

「県内では自分より大きい相手と対戦したことがない」という178センチの深津が、コートを駆け回った。リバウンドや、リング下での体のぶつかり合いでユサフに仕事をさせず、センターながら速攻では真っ先に走りだした。

第1Qで10点を奪うと、ゴール下や、高い位置に上がってのドライブなどで次々と加点。第4Qにも開始から連続得点で、相手を一気に引き離しガッツポーズ。「自分はでかくても走れる選手を目指しているので、自分が小さい分走って点を取りたかった。周りの人に支えられて自分のプレーができました」と優勝が決まると、涙を流して喜んだ。

高校は、ウインターカップで3連覇を達成した桜花学園高に進学する。大会前には、桜花学園の主将で同じセンターを務めた朝比奈あずさのプレーを見て、留学生対策を学んだ。中学に続き、今度は高校で日本一を目指す。