B1新潟が立て直しを図っている。現在B1リーグワースト記録となる23連敗中。

8、9日のアウェー大阪戦が大阪選手らに新型コロナウイルス陽性者が出たことで中止になり、次戦の信州戦(22、23日=アオーレ長岡)まで期間が空く。平岡富士貴監督(47)はこの間、チームの整備を集中して行うつもりでいる。

大阪戦中止が発表された6日以降、全体練習を続行する。平岡監督は「攻撃を整理したい」。チームの1試合平均71得点はリーグ最下位。試合形式のメニューを毎日取り入れながら、スペースの動きの確認など細部から見直している。

ターンオーバーが1試合平均15個とミスからの自滅を解消することも課題。「スタッフ、選手同士のコミュニケーションを密にする」と平岡監督。練習中、プレーが切れるごとに会話する場面が増えた。

SF池田雄一(38)は「ファンも待っている。どんな形でも勝てるように」。試合中止でできた時間を有効に使い、連敗脱出につなげる。【斎藤慎一郎】