主要国際大会デビューとなった村元哉中(かな、28)、高橋大輔(35)組(関大KFSC)が、痛恨の転倒で72・43点にとどまった。それでも80・62点のキャロライン・グリーン、マイケル・パーソンズ組(米国)に次ぐ2位。その差は8・19点となった。

演技冒頭で村元が挙げた脚と高橋が交錯し、村元が転倒。多回転の片足ターン「ツイズル」で高橋がバランスを崩すなどミスがあったが、各要素のレベルを丁寧に取っていった。村元は「お互いのタイミングがずれた」と振り返り、高橋は「僕が1歩出遅れてしまった分、踏み込むタイミングが合わなかった。一瞬の出来事。映像で確認したい」と冷静な口調で振り返った。

前回、国際スケート連盟(ISU)公認スコアを得た、21年11月のワルシャワ杯は75・87点を記録。その自己ベストには届かなかったが、村元は「国際的にもレベルが取れて、世界と戦える感覚はある」と前を向く。フリーダンス(FD)は21日(日本時間22日)に予定されており、18年の村元哉中、クリス・リード組(3位)以来となる、日本勢の表彰台を目指す。